コンサルティング業務
机上論のみでなく現場主義をモットーに、多くの医療機関様と共に業務改善へ取組んでまいりました。
そこで習得した知恵や工夫、また、最新の情報や分析手法を取り入れ、医療機関の皆様方と共に、より良い病院創りを行います。
医療の質を高め、病院経営を健全化する取り組みが社会貢献につながると信じています。
病院経営コンサルティング
病院経営の傾向を把握し、個々の病院に即した問題点・改善点に基づき経営改善を実施し、経営判断のご支援を行います。
内部要因・外部要因等、病院を取り巻くすべての問題点や課題を分析し、今後の目指すべき方向性と改善目標を明確にすることは、
経営戦略を立案することが激化している医療機関同士の競争を勝ちぬき、地域における健全な施設運営を行う上で必須であると考えます。
以下の3つのフェーズを通して、病院経営改善を実施いたします。
- Phase I
- 現状把握(分析)と問題点、課題点の抽出
- Phase II
- 改善案、改革案の提示と実施計画策定
- Phase III
- 改善・改革計画の実施
Phase I
病院経営状態を「収入の妥当性」「コストの妥当性」の観点から分析します。医事請求データ、様式1、D、EFファイル、財務諸表、各種統計資料等より、医業収入や医業外収入限界値を調査します。
Phase II
PhaseIで明らかになった収入向上とコスト低減化を阻害する要因を整理、また、全体的視点での改革案と個別視点での改善案を提示し、実施に向けての計画案の策定を行います。
Phase III
改善実施シナリオを作成し、実施・実施評価を行います。具体的には次のようなコンサルティングメニュー(例)を提供いたします。
診療報酬請求業務適正化コンサルティング
収益確保の原点は、完全・正確な医療事務請求からです。
医療スタッフの努力が、より良い病院経営へ最大限反映されるよう「レセプト精度調査」「診療報酬請求業務運用調査」「査定・返戻対策」「診療報酬請求業務運用改善」といった詳細業務に焦点をあてながら、段階的に診療報酬請求業務の適正化を支援いたします。
DPCコンサルティング
DPC請求において、医療機関の収入を左右する重要なポイントとして、以下の4項目があげられます。
- 「DPC診断群分類毎の、入院期間の把握と在院日数の適正化」
- 「適正なDPCコーディングによるDPC請求」
- 「DPC/PDPSに対応した投入医療資源等、診療プロセスの見直し」
- 「病院評価係数取得に向けた取り組み」
これらに基づき、医療の質・安全を担保し如何に増収をもたらすか、また、適正なDPC請求体制を如何に構築するかという切り口で、DPCデータの分析・対策立案、院内周知を支援すると共に、請求DPCコーディングの適正化に向けたチェック体制等、DPC/PDPSにおける運用構築を支援いたします。
さらに、弊社のDPCコーディング適正化支援システム「DPC Striker」を活用し、DPCコーディング精度向上を目指します。
委託費適正化コンサルティング
病院職員様の更なる業務の効率化と委託費の削減を目的とし、支援いたします。
現状の外部委託業務について、実態調査による明確な業務内容の把握や業務量の計測と併せ、契約内容と費用分析を実施し、現状の外部委託業務に関しての課題抽出と改善策を立案します。
外部委託業者見直しにあたっては、業務要求仕様書等の選定基準を策定いたします。
また、稼働後のモニタリング計画書、外部委託業務管理、マニュアル策定についても支援いたします。
「外部委託業者の問題点調査」⇒「業務改善・委託業者見直し」⇒「業務見直し後の稼働評価」まで、一貫したサポートを提供いたします。
病院情報システムコンサルティング
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病院情報システム構築
医療機関様の立場から、運用に適した医療情報システム、システムベンダーの選定を支援するとともに、最も効率的で効果的なシステム導入のお手伝いをしたいと考えております。 電子カルテ導入時には、複数ベンダーによるシステム連携が不可欠です。 予算的にも技術的にも多くの問題が顕著化してくるのも、この部分です。 弊社は双方の責任区分を明確にし、各システムに対する的確な仕様設定を行います。 また、病院情報システム導入に要する初期導入時コスト、保守運用時コストについて分析、調査を行い、弊社類似業務にて蓄積したデータベースを活用することにより、投資コストの抑制、および適正化を図ります。
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病院情報システム導入監理
運用の検討・院内周知やマスタ設定等、病院の業務負担を考慮し、システムベンダーからの提案工程を精査します。 開発段階では、開発状況やマスタ作成の工程を確認し、進捗が遅れているものについては原因を明確にし、対応策を提案・検討することでトラブルを回避します。 システム導入に係る病院様業務の負担軽減、選定時の要望に基づいた確実なシステム構築に向け、システム導入監理を行います。
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病院情報システム稼働監査
電子カルテシステムを始めとした各種情報システムの現状分析を行い、システム活用度検証・システムに起因する診療報酬請求の精度検証・今後の情報システム拡張計画策定を行う事で、 現行システムの有効利用(業務効率化)、システム間インターフェース不整合等による診療報酬請求の不備解決(増収効果)、システム拡張による人的リソースの有効活用(人件費削減等)を目的とし、実施いたします。
院内物流改善コンサルティング
物流管理システムの構築・円滑稼働を支援いたします。
収益増加を考えながらもコストの適正化を模索せざるを得なくなっております。
コストを構成する一つの要素である物品等を、単なる安価購入だけではなく、ロスの削減などトータルでの見直しが必要と考えます。
また、HIS、とりわけオーダエントリにて、実施入力の範囲・機能の確認により、物品管理の範囲・機能決定の観点からシステム的に分析を実施し、経済性、効率性、有効性を担保することを目的に支援いたします。
原価管理体制構築コンサルティング
医療経営環境の厳しさが増す中で、より一層、病院経営の効率化・収益性の向上が問われてきます。
また、一般病院へのDPC導入が進む中で、医療費原価を捉えコストマネージメントを通じた採算管理が必要不可欠となっております。
外来及び病棟における診療収益分析、医療費原価調査を行い、今後の運営計画、患者の取扱い・収支計画の策定を目的として支援いたします。
地域医療連携体制構築コンサルティング
地域医療連携は入院患者増、新たな施設基準(入院時医学管理加算・地域医療支援病院)取得への取組みに向けての礎であり、地域医療機関からのニーズ、問題点等を把握し、地域医療機関が医療連携しやすい体制の構築と改善が重要であると考えます。
地域医療機関が貴院に対し何を求めているか、どのようにとらえているかを調査・把握し、地域医療連携に関する課題抽出と対策立案を目的として支援いたします。